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CogSci2013メモその2。ドイツ入国〜ESLPまで。
ポツダムまで移動》
そんなこんなで無事入国。実は個人的にはここからがメインの心配事。
先にも述べたとおり、フランクフルトからポツダム・ベルリン方面へは、列車で行くことにしていたのです。出国前の土曜日に休日出勤してまで、大阪梅田の某社欧州鉄道発券カウンターまでせこせこ赴いたのはそのため。で、フランクフルトでの入国審査アレコレがてこずったらやばいよね+鉄道の旅ということで、現地で慣れないこと等々を想定に入れた上で、列車の時刻を遅めに見積もったスケジュールを立てていたわけなんですが……。
……が、あれだけビビッていた入管と税関があまりにもあっさり通過できてしまったため、列車までの余裕をもってとっていた時間が、無駄時間に早変わり。早朝6時過ぎに、フランクフルト空港駅に放り出される始末。予定の列車出発時刻まで、2時間程余るんですけどどうしましょうこれ。
現地の時刻表を確認するに、どうもポツダム・ベルリンまでいけるような列車は、空港駅からは滅多に出ていない模様。後で気付いたことだけど、これがフランクフルト「中央駅」とか「南駅」であればまだわからなかっただろうけど。というか、現地について一番の?ポイントが、「地名+方角とか細かい地名」で構成された駅名の存在。今いるのがフランクフルト駅なのか、フランクフルト中央駅なのか、フランクフルト空港駅なのか、全く分からん。
これはヘタに動きまわるよりは、駅でお目当ての列車が到着するのを待った方が良いよね、ということで、行きかう列車を観たり、腹ごなしをしたりしながら、駅のベンチでゆっくり待つことに。ついでにメール提出をお願いしていた分のレポートカーニバル第二弾に突入していたというのはアレです。
ポツダム着》
ESLP2013、扱うテーマは身体認知+言語処理という極めてマニアックな学会へ参戦。
うだうだしているうちに、空港駅よりベルリン方面へ向かう列車に乗り込む。時間まで、ミュンヘンなどの南方面へ行く列車がいくつかあったため、「学会サボって、ビール飲みに行っちゃおうかしら……」と邪な考えがよぎったのは内緒ですよ。
さて、「ドイツの鉄道はとても設備が良いよ」との事前のうわさ通り、列車の車中は大変キレイ。PCを広げてカーニバルしながらゆったり窓の外を眺めながら移動。とりあえず車中移動自体は大変スムーズ(前振り)。
フランクフルトよりベルリン到着後、ローカル線でポツダムGriebnitzsee駅まで。ベルリンで降り立った時は「わあ、やっぱり都会ですねえ」と思っていたのだけど、ポツダム方面へ移動するごとに、欧州特有の「市街地以外は完全に藪とか森とか平野とか」という土地が続き。目的地であるポツダムGriebnitzsee駅は、「あれ? こんなところに大学があるの?」という雰囲気。駅の入り口らしきところには一件のケバブの屋台さん。舗装されていない道っぽいところを超えると……どうも目の前にある、僻地の企業のオフィスっぽい建物群が大学らしい……。不審に思いつつ近づくと、「ESLP2013」の案内が貼られているのでようやく安堵。
……そしていつのものように大学敷地内にて迷子になる(涙)。いや、ほら、あの、貼り紙の案内がとても大雑把というか、会場となる部屋の前に全く何も貼られていないというか、うん、いや、普通の人ならちゃんとわかると思うんですけど……。
《実際ESLPに出た感想》
ESLPのサイトはこちら
荷物を持って歩きまわったため汗だくになりつつ、午後のセッションより参加。こじんまりした学会(というか大きめの研究会?)であったため、コーヒーブレイク時には、重めのおやつも出ましたの。というか、午後から参加だったため逃したのだけれど、お昼ごはんも出されたとのこと。くやしい。
学会テーマ的には、言語を中心とした高次認知と、身体・知覚などなどとの相互作用についての考察・実験・シミュレーション研究の成果発表会。実はこの学会の存在は、2007年ぐらいから認識していて、当時アレコレ実行中だった「上下論文」がらみで発表できないかな(と思いつつ、国際系で発表するネタとしてはパンチが弱いし、かといって新しくネタをひねり出すには余裕がないよね)と思っていたものです。実際の学会プログラムは、口頭発表多数で、ポスター発表がわずかという形式で、ちょっともったいない+慌ただしいという感じではあったけれども、全体的に面白かったです。将来的には発表を申し込んでみても良いかしら。
……が、この先のコレ系のテーマのいく末を考えるに、疑問というか不安を感じたのも事実でありまして。面白くないわけじゃないけど、やってることとその信念的な部分は某CMTとあんまし変わらない気がするよね、といいますか。そのあたりのアレコレについては、頼まれ原稿の中に、ちょっぴり釘をさす的な段落を入れておくことにしたいと思うの。